自費診療

自費診療とは

自費診療は、診療報酬や健康保険が適用されない診療のことで、この場合は患者様の全額自己負担となります。そのため経済的負担は大きくなりますが、保険診療では取り扱われていない治療法、時間をじっくりかけた診療などが受けられます。

このほかにも、会社や家族に知られることなく、匿名で診療が受けられるという利点もあります。当クリニックで行っている自由診療は次の通りです。

プラセンタ療法

プラセンタ注射(メルスモン)の出荷調整について

製薬会社の事務手続き上の問題により、現在プラセンタ注射のメルスモンに出荷調整がかかっております。
そのため大変申し訳ございませんが、メルスモンの在庫が無くなり次第、プラセンタ注射はラエンネックへと以降させていただきます。
ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

プラセンタ療法とは

プラセンタという言葉は胎盤を意味し、胎盤には胎児の発育や成長に欠かせない栄養素や生理機能が含まれているのですが、これによって母体の中でわずか10ヵ月という期間でひとつの受精卵を3kg程度の胎児にまで成長させるという驚異的な役割を果たす組織でもあるのです。この胎盤から抽出したエキスを用いて行う治療のことをプラセンタ療法と言います。

このプラセンタには、自然治癒力を高める効果があるとされ、これまでに肝機能障害(肝炎)、更年期障害といった治療に使用されてきており、これらの場合は保険が適用されます。その後、活性酸素を除去して、酸化を防ぐことが知られるようになって、シミやくすみなどの予防や改善にも効果があることがわかってからは、美容面でも使用されるようになりました。ただし、この場合は保険適用外(自費診療)となります。

当クリニックは注射によるプラセンタ療法で、皮下あるいは筋肉内に注射していきます。持続的な効果を期待される場合は、2~4週間の間隔で通院するなど定期的に受けられるようにしてください。副作用に関しましては、これまでのところ重篤な症状が現れたという報告はありません。ただ、注射した部位に痛みが出る、腫れるということはありますが、これらは数日程度で治まるようになります。

代替療法(サプリメント)

代替療法とは

もともと人間の体に備わっているとされる自然治癒力を強化することで、がんあるいはがんに伴うとされる症状を和らげていくというのが代替療法です。この場合、その大半に毒性はなく、身体にかかる負担というのも少ないです。

一口に代替療法と言いましても様々ありますが、当クリニックでは健康食品やサプリメントを用いて行っていきます。ただ食品扱いとされていても、薬物と同様の働きをする、現在服用されているお薬に何かしらの影響を及ぼす可能性もありますので、使用の際は患者様の現在の体の状態をしっかり確認させていただくほか、ご希望などもお聞きするなど、じっくり話し合いの場を設けるなどしてから、適切とされる治療を行っていきます。

漢方薬

漢方薬とは

漢方薬は、人間が本来持っている「自然治癒力」を高めていき、体の状態を整える効果があるとされているものです。中国より6世紀頃から日本へ伝わったとされ、その後国内で独自に発展してきました。そもそも漢方薬とは、複数の生薬(薬効を持つとされる植物、動物、鉱物 など)が組み合わさったものです。また西洋医学の治療薬と併用することが可能で、副作用も少ないことから妊婦さんにも安心して使用できるという利点もあります。ちなみに甘草を摂り過ぎると高血圧を引き起こしやすいということはあります。

そのため妊娠中によく見受けられるむくみ、妊娠高血圧症候群、貧血、産褥期のマタニティーブルーといった症状に対して用いられるほか、月経不順(冷え性由来)や月経痛、不妊症、更年期障害(とくにイライラ感や不眠)といった女性特有、あるいは女性によくみられる症状にも効果があるとされることから産婦人科で漢方薬が使用されるケースは少なくないです。このほか、アレルギー性鼻炎(花粉症)や片頭痛にも効くとされるものもあります。

なお漢方薬については保険診療で用いられるものもあります。ただ自費診療であれば、その保険診療の枠組みに当てはまらない漢方薬を選択することができます。そもそも漢方薬は、同じ病気とされる患者様が同じ漢方薬を処方したとしても効果がある場合とない場合があるほか、過去に効いていた漢方薬が今では全く効かないということがよくあります。なぜなら、処方時の体質や病気の状態などから適した生薬が選ばれ、使い分けというのが重要視されているからです。

このように漢方薬はオーダーメイド的な要素が高いことから、より処方数が多く、対象となる生薬が使える自費診療の方が、高い効果を得られる可能性は高くなると言えます。お気軽にご相談ください。